長野県北部の須坂市にて上智大学法科大学院の卒業生である私たちが法律事務所MAIMENを開業したのは、平成21年12月のことです。須坂市は長野市の東隣に位置し、約5万の人口を有しながらそれまで弁護士が一人もいませんでした。市民の方々は弁護士に会うため長野市まで出向かなければならず、このような地域の方々のお役に立ちたいと思い、私たちはこの場所を選びました。自分たちで看板を取り付け、ゼロから少しずつ事務所を作り上げていき、開業からたくさんのご依頼をいただきました。現在も毎日のように様々な相談のお申込みをいただいています。

　上智大学は少人数制のため、教授や、学年を越えた院生同士の距離が近いのが特徴です。教授にはすぐに質問ができ、自主ゼミを開いて下さることもあります。また一つ上の学年である尾西が勉強を教えたり、同じ学年である藤原、稲村、金沢で一緒に勉強をしたりと、密度の濃い３年間を過ごしました。バスケを通じても仲を深め、この仲間と一緒に仕事をしていきたい、苦しい時があっても乗り越えられると思い、私たちで事務所を立ち上げたのです。

　日々未知の問題に直面しますが、上智大学で培った力で、疑問点があったら皆で議論をし、意見をぶつけ、助け合いながら、市民の方々のお役に立てるよう、全員で邁進しています。