実務感覚を養い視野を広げる貴重な体験
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学生が実際の法律事務所、官公庁、企業等で、法律家の仕事について実務研修をする法科大学院ならではの制度です。法律家の日常を経験することにより、実践の場でしか見ることのできない法律家の現実、法律家に対する社会の期待などにも直面することとなります。法のプロフェッショナルとして生きる上で知っておくべきこと、考えておくべき多くの課題に、早期に出会えるチャンスでもあります。エクスターンシップを経験した後に、法や法曹に対する考え方が変わったという声もよく聞きます。上智大学法科大学院では、多くの法律事務所や官公庁、企業等の御協力を得て、夏期休暇中あるいは春期休暇中に希望者を派遣しています。

- ・石上法律事務所
- ・ウィザーズ弁護士法人
- ・弁護士法人岡部・山口総合法律事務所
- ・弁護士法人北千住パブリック法律事務所
- ・小島国際法律事務所
- ・さくら共同法律事務所
- ・シティユーワ法律事務所
- ・新千代田総合法律事務所
- ・弁護士法人ソフィア法律事務所
- ・辰野・尾崎・藤井法律事務所
- ・田辺総合法律事務所
- ・TMI総合法律事務所
- ・DLA・パイパー東京パートナーシップ外国法共同事業法律事務所
- ・東京平河法律事務所
- ・弁護士法人バリュープラス
- ・ベーカー&マッケンジー法律事務所
- ・弁護士法人ロア・ユナイテッド法律事務所
- ・横浜みなみ法律事務所
- ・法テラス など
- ・第一生命保険株式会社 法務部
- ・一般社団法人 日本経済団体連合会 など
- ・総務省(公害等調整委員会)
- ・総務省(消防庁)
- ・足立区 など
参加者の声 エクスターンシップ体験談
上智大学法学部
短縮コース 2022年入学(2023年度参加)
私は、1週間、新千代田総合法律事務所にてエクスターンを経験させていただきました。新千代田総合法律事務所を選んだ理由は、難民問題・法整備支援に興味があったところ、これを専門分野とする先生がおられたこと及び法整備支援を推奨されている先生がおられたからです。
1週間という比較的短期間であったにもかかわらず、たくさんの経験をさせていただきました。例えば、難民申請や倒産等の法律相談、離婚案件についての裁判傍聴、土地明渡案件における期日の立会い、裁判記録の閲覧等、卓上では経験することのできない非常に貴重な経験をさせていただきました。
先生方の姿をみて私が学んだことは、依頼者ファーストを実現するために①多角的視野を持つことの重要性、②迅速でありながらも的確なアドバイスの必要性、③弁護士間で情報・知見を共有することです。
この一週間で得た学びは、ロースクールだからこそ得られたものだと思います。機会があれば、皆様も是非参加してみてください。
東京大学法学部
短縮コース 2023年入学(2024年度参加)
私は、小島国際法律事務所にて2週間のエクスターンシップを経験させていただきました。
2年生の夏に上智大学の国際仲裁ADRに参加し、国際仲裁をはじめとした国際法務に興味を持ちました。そこで、国際案件を広く扱う小島国際法律事務所での研修を希望し、希望通りの事務所でエクスターンシップを行うことができました。小島国際法律事務所では、私の希望を汲み取っていただき、国際仲裁の第一線で活躍される弁護士の方からお話を伺うことができ、国際仲裁をはじめとした国際法務に関して見識を深めるとともに、所属される先生方にキャリアに関するアドバイスから普段の学習の相談までしていただき、座学だけでは学ぶことができない非常に貴重な学びを得ることができました。
また、2週間という長期間の研修のため、裁判記録の閲覧や提出した課題にフィードバックをいただき、これらへのより深い検討が行えるなど様々なことを経験することができました
このような経験は法科大学院でなければできなかった経験だと思います。皆さんもぜひ参加してみてください。