MATSUMOTO NAOKO
一橋大学法学部(1991年卒業)
一橋大学大学院法学研究科
修士(法学)(一橋大学)、Doktor Juris(Universitat Frankfurt A.M.),法学博士(フランクフルト・アム・マイン大学)
日本学術振興会特別研究員、北海道大学法学部講師を経て、2002年4月より上智大学法学部助教授、現在、上智大学法学部教授(法科大学院兼担)。
西洋法制史
フランス革命前後50年のドイツ公法・行政法(学)史。明治期日本に導入された西洋の裁判制度の運用実態と、同時期ドイツの紛争処理制度運用の比較。総動員体制下の日本の法(学)とナチス法(学)の比較。
比較法と法史学の視点を融合する研究に取り組んでいきたいと思っています。授業については、数百年前、数千年前にじっさいに起きた裁判の記録をもとに、ヨーロッパの法と社会の歴史をたどっていく予定です。有名な法律や有名な法理論のつまみ食いでなく、時の権力者が描かせた歴史をなぞるのでもなく、それぞれの時代を生きた普通の人々の息遣いが聞こえてくるような史料を検討します。